一皮むける
現在、某企画用の計画書を作成しています
企画コンセプト、目標販売本数、スケジュール、人員配置と
この辺りまではサクサクと進むのですが、プロモーション計画のところで
少々筆が止まります
ゲームという仕事は実業か虚業かといえば、虚業に属する仕事
興業、エンターティメント、大道芸、投機、博打、山師、香具師、
等々に連なる仕事です
この製品をこのクオリティで、この値段で提供すれば
この程度の利益が出るなどと確実な計算ができるわけもなく
どっちかといえば、Not or ALL、イチかバチかが幅をきかす理不尽な世界
どんなに大量の開発費と宣伝費、ゲップが出るほどのテレビスポットを
投下したところで、売れるのは十数万そこそこなんてこともアリアリ
そんなところで確実な予測など出来るはずもなく
結局、出てくる物は”予測”とは言い難い”ハッタリ”になる
「○○を採用し、○○ファンの注目を集める!」
自分で書いてて、少々胸が痛みます
というか背中がムズムズします
しかし、企画書・計画書上では
いかに人を魅了できるハッタリを言えるか?
もっと簡単に言うと、いかに人をその気にさせて
お金を出してもらうハッタリを決められるか?
が必要になります
しかしなぁ・・・いまだに、少々の抵抗があったりします
巨大なハッタリを胸をはって主張した上、
自分自身でさえ信じ込めるぐらいになれば
企画者としてもう一皮むけるのだろうけどなぁ
人としては、1ランク落ちてしまう気もするけど
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