イタリア3
昨日までで取材の目的はほぼ完了したため
個人的な趣味でフォロ・ロマーノを見に行く
日本がまだ縄文式土器を使い狩りをしていたころ
ローマ人はすでにこれだけの文明を築いていたのだからおどろきだ
フォロ・ロマーノ一帯はいまだ発掘とクリーニングが続いている
その中に入り周囲を見渡す、月並みながらタイムスリップした錯覚にとらわれる
巨大な神殿や祭儀場、凱旋門と圧倒される
しかし、これを作ったローマ人と、いまのイタリア人は
直接的には関係ないので一安心である
さて、コロッセオの前へ行くとあちこちに物売りとグラディエーターが
うろうろしている。ローマ皇帝や女官までもあわせて5、6人の集団で
記念写真を撮ろうとすすめてくる観光地ではよくある光景だ
そんなグループがいくつかあるのだが、その中の一つが
もろ日本人バリバリのわたしに近づいてくると叫んだ
「Oh—アントニオ・イノーーキーーー
ボンバイーーーエ!!!」
おい、どこでそれを覚えた?
「ボンバイーーエ、ボンバイーーエ」
連呼するグラディエーター、
「ウーーサーーギオーーイシ、カノーーヤーマーー」
だから、どこで覚えてくるんだ!!
しかもその後ろでは、銀の怖い仮面をかぶった奴が
「ナンデダローーナンデダローーーー」と振りつきで歌っているし!!
勉強熱心なイタリア人に負けて記念写真を撮ることになる
なんだか、小ネタをいっぱいはさみつつ(チンコを剣で刺すなよイタリア人)
写真を撮る
なんだか、他の観光客まで集まってるし!
コントかよ!!
一通り終えて、チップをはずみ
「Cio−−」と声をかけて帰ろうとしたわれわれに
イタリア人は、やはり振りつきで
「ゲッツ!!」
だから、どこで覚えてくるんだーーー!!!
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