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2003年5月6日(火曜日)

サラエボ

カテゴリー: - Murayama @ 11時43分35秒

DVDにて、ウェルカム・トゥ・サラエボを観る
結婚式へ向かう花嫁の母親が狙撃によって倒れる衝撃的なシーンで始まる
ボスニア紛争を扱った映画だ

奇跡的と言われた多民族国家ユーゴスラビアは崩壊し、
第一次世界大戦以前から閉じこめられていた民族間の対立が吹き出した
この戦争の内実は悲惨を極める

セルビア人によるクロアチア人やムスリムに対する弾圧や
コソボにおけるアルバニア人への民族浄化という行為は身の毛もよだつものだ
村を襲い、住人を並べて1人を残して処刑した
残った1人はその恐怖を伝え、この地から出て行くように仕向けるため
わざと逃がされたという
一般生活をおくる民間人がスナイパーによる狙撃の対象となった
街を歩いていると、銃声が響き渡り、他民族であるという理由だけで殺される人々

兵士には、「その血を絶つため」という理由で
レイプが推奨されていたという話さえある

この行いを、どのように受け取ったら良いのだろうか?
「非人間的な行い」として、自分たちとは違う「怪物」の仕業として
非難するのは容易い

だが、それは正しいのだろうか?

これは、ほかならぬ「人間がやったこと」なのである

それに対する回答は一生をかけて追い求めても
得られぬものかもしれない

世界中の非難を浴び、NATO軍による空爆の理由となったセルビア政権の行いだが
1940年代にはユーゴ軍によるセルビア人の民族浄化作戦が行われ
1995年にはクロアチア軍によってセルビア人に対して
まったく同じことが行われている
この時、世界はこの行為を黙認している


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